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2026年2月10日火曜日

染料と顔料|図解 光学用語

染料と顔料(せんりょうとがんりょう Dye and Pigment)

 染料と顔料はどちらも着色剤です。染料と顔料の大きな違いは水や油などの溶媒に溶けるか溶けないかです。溶媒に溶かして使われるものが染料、溶媒に分散させて使われるのが顔料です。

染料と顔料の違いを説明する図。左は染料が溶媒に溶けて繊維に染み込む様子、右は顔料が溶媒に溶けず粒子が繊維表面に固着する様子を示す。
染料と顔料の着色の仕組みの違い

染料とは

 染料は主に紙や布の染色に使われる他、食品やプラスチックの染色などに使われます。染料は溶媒と一緒に染色する素材に染みこんで素材と化学結合するため色落ちしにくい着色剤です。染色するときには無色で、染めた後に化学反応などで発色させるものもあります。

 染料には天然染料と合成染料がある。天然染料は古くから利用されており、植物や昆虫などから抽出した色素が使われます。合成染料は19世紀の半ばに発明されました。

顔料とは

 顔料はインク、絵の具、塗料などに使われます。顔料はものの表面に塗って固着します。またプラスチックやゴムにねりこんで補強剤として使われるものもあります。

 顔料には天然顔料と合成顔料があり、さらに無機顔料と有機顔料に分けられます。天然の無機顔料は人類が初めて利用した着色剤であり古代壁画にも使われました。天然の有機顔料は染料を溶媒に溶けないような構造にしたレーキ顔料などがあります。合成無機顔料は18世紀初めに発明されて以来、様々な種類のものがあります。

色材の混色は色の三原色の減法混色

 色材の混色によって色を作る操作は色の三原色の減法混色によるものです。色の三原色の原理と仕組みを理解するには、ヒトの色覚の仕組みや光の三原色についての知識が必要です。光の三原色、色の三原色、加法混色、減法混色、色が見える仕組みについては「光と色と」の本館の次のページで詳しく説明しています。

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