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2021年4月20日火曜日

可視光線|図解 光学用語

可視光線とは(かしこうせん、visible light)

 可視光線はヒトの目で見ることができる波長の電磁波の総称でいわゆる光のことです。

 一般に可視光線に相当する電磁波の波長範囲は「380 nm〜780 nm」や「400 nm~800 nm」などと説明されますが、JIS Z8120(光学用語)では可視光線の波長の短波長側の限界は360-400 nm、長波長側の限界は760-830 nmと定義されています。

 可視光線より波長が短い電磁波には紫外線や放射線、波長が長い電磁波には赤外線や電波が存在しますが、可視光線以外の電磁波はヒトは見ることができません。

 可視光線は太陽をはじめとする様々な光源から出る電磁波に含まれています。太陽や通常の照明から出ている光は様々な波長の可視光線が混ざった白色光です。

 可視光線をプリズムなどを用いて分散すると、紫・藍・青・緑・黄・橙・赤に連続して変化する光の色の帯が得られる。これを可視スペクトルと呼びます。

可視スペクトル
可視スペクトル

 可視光線はあくまでヒトの色覚で定義される電磁波の分類です。ヒト以外の動物では昆虫や鳥など紫外線を見ることができるものも多数存在します。

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  • JIS Z8120(光学用語)可視放射、可視光、可視光線 目に入って、視感覚を起こすことができる放射。 光線という概念で用いる場合は可視光線という。 一般に可視放射の波長範囲の短波長限界は360〜400nm,長波長限界は760〜830nmにあると考えてよい。
  • 太陽光が様々な色の光が集まった白色光であることはアイザック・ニュートンによって発見された(プロローグ |ニュートンのプリズムの分散の実験をやってみた①)。

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