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2020年10月7日水曜日

点光源|図解 光学用語

点光源とは てんこうげん point light source

 位置が定まり、大きさをもたない光源を点光源といいます。

 点光源は1点から光を出すため、光線追跡や結像など考えたり、作図をしたりするときに使われますが、現実の光源には必ず大きさがあるため、あくまでも理想的な光源ですので、実在しません。


点光源からの光の進み方を考える

 ただし、光源から受光面までの距離に対し、その大きさを十分に無視できるような光源は点光源とみなすことは可能です。

 たとえば、太陽の見かけの大きさは約0.5度ですが、太陽光で地面に手の影を作るぐらいでは、太陽を点光源とみなしても差し付かえありません。しかし、日食の時に地球の表面にできる月の影など、太陽の見かけの大きさを無視できない場合は、太陽を点光源とみなすことはできません。


太陽光による手の影(左) 日食時に地球にできる月の影(右)

図解 光学用語

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