最終更新日:2026年3月13日
私たちは溢れるほどの色の世界の中で生活していますが、色が見える仕組みはたった3色の組み合わせで説明できることを知っていますか?
ヒトの色覚は3色で成り立っている
ヒトの眼の網膜には色を感じる錐体細胞と呼ばれる光のセンサーが存在しています。錐体細胞には長波長の光(赤色系の光)を感じるL錐体(赤錐体)、中波長の光(緑色系の光)を感じるM錐体(緑錐体)、短波長(青色系の光)を感じるS錐体(青錐体)が存在します。
脳はこの3つの錐体細胞が受けた刺激の割合から色を認識しています。私たちが見ている色は脳が作り出しているものです。ですから、私たちが生活している溢れるほどの色の世界というのは脳が作り出すバーチャルな世界なのです。
光の三原色(RGB) ー 均等に混ぜると白色光になる
スマホの画面やテレビなど、自ら光を出すデバイスで色を表現するのに使われているのが光の三原色(RGB)です。光の三原色(RGB)は赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3色です。
色光を混ぜると光の成分が多くなるため明るくなり、すべてを均等に混ぜると白色(White)になります。これを加法混色と呼びます。
色の三原色(CMY) ー 均等に混ぜると黒くなる
印刷物に使われるカラーインクや絵の具など、光を吸収する色材で色を表現するのに使われるのが色の三原色(CMY)です。色の三原色(CMY)はシアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)の3色です。
色材を混ぜ合わせると反射光の成分が少なくなるため暗くなり、すべてを均等に混ぜると黒(Black)に近づきます。これを減法混色と呼びます。
実際に使われる色材では均等に混ぜても綺麗な黒を作り出すことはできません。そのため黒インクが使われます。この黒色はキープレート(Key plate)と呼ばれ K で表します。カラー印刷ではCMYにKを加えたCMYKのインクが使われます。
補色 ー 光の三原色と色の三原色の関係
図の中央にある色鮮やかな円を見てください。赤とシアン、緑とマゼンタ、青とイエローのように反対側にある色同士は、混ぜ合わせるとお互いの色を打ち消し合う補色と呼ばれる関係にあります。光の三原色と色の三原色は補色の関係になっています。
光の三原色と色の三原色は混色の仕組みは異なりますが、私たちの色覚の仕組みにより密接な関係があるのです。
光の三原色と色の三原色の原理と仕組みについて詳しいことを学びたい方は、光と色と(本館)の次のページを参照してください。
冒頭の図は Google NotebookLM で作成したインフォグラッフィクに手を加えて完成させたものです。

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