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2020年7月16日木曜日

黄金バット|金色|光と色のヒーロー列伝①

光あるところに色がある。まこと艶やかな色に数知れぬ波長の光があった。
たくさんのヒーローがいますが、光や色に関係するヒーローは少なくありません。このシリーズは光と色に関係するヒーローを取り上げていきます。
第1回は金色のヒーロー「黄金バット」の登場です。

漆黒のマントをひるがえす金色の髑髏(ガイコツ)

黄金バット(おうごんバット)は昭和初期に街頭で演じられた紙芝居の文化の中から生まれた正義のヒーローです。
昭和の街角紙芝居 「黄金バット」 怪タンク出現

 昭和25年に実写映画化され、昭和40年代には2回目の実写映画化に加えて、漫画・アニメ化もされました。
黄金バット(予告編)

 黄金バットの誕生の経緯ですが、昭和5年頃に、髑髏(ガイコツ)が漆黒のマントを身にまとった姿の怪盗黒バットの紙芝居が人気を博していました。この紙芝居の最終回に突如として怪盗黒バットを上回る能力の正義のヒーローが現れ、怪盗黒バットを倒します。この正義のヒーローが、漆黒のマントをひるがえす金色の髑髏(ガイコツ)の姿をした黄金バットだったのです。
 髑髏やガイコツと言えば死者や妖怪や化け物を想像し、子どもたちにとっては怖い存在のはずですが、そんなガイコツを金色のコウモリとともに黄金の正義のヒーローとして登場させるアイデアが奇抜で斬新だったと思います。
 怪盗黒バットを超える能力をもつ正義のヒーローとして登場した黄金バットは、瞬く間に子どもたちの心をわしずかみにしたのです。
 本ブログのAuthorは、テレビアニメ版の黄金バットを再放送で見た世代ですが、正義のヒーローとしてはウルトラマンやウルトラセブンなどがいたので、黄金バットは見てはいましたが、正直に言うとあまり肩入れはしていませんでした。やはり髑髏(ガイコツ)の影響でしょうか、ゲゲゲの鬼太郎や悪魔くんよりも怖くて避けていたように思います。あの高笑いも怖かったように思います。髑髏がかっこいいと思い始めたのは、小学校6年から中学校にかけてぐらいです。

金色とは

金色と言えば、貴重な金属の金、高級な金色の美術品、上級なクレジットカードのゴールドカードなど、高貴、高級、上級などのポジティヴなイメージがあります。その反面、派手や傲慢などのネガティブなイメージもあります。どちらに感じるかはTPOによって、人それぞれと思います。
金閣寺
 金色のものは身の回りにいろいろありますが、普通の絵具には金色はありません。金色は金属光沢のある黄色と言えますが、金色の色材としては、真鍮を使用するタイプと、銀インキに使用されるアルミニウムにオレンジ色などのインキを混合したものがあります。
 金色の折り紙は金箔に見えますが、これは銀色の折り紙の表面にオレンジ色のインクを塗ったものでイミテーションゴールドです。銀色の折り紙は白い紙にアルミニウム箔を貼ったもので、折り紙の銀色はアルミの金属反射の色です。

 
 金属反射についての詳細はブログ『光と色』の「金属の光沢と色 (金属反射と金属光沢)」をご参照ください。


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